空の裂け目。崩れた光が落ちてくる。
布地のようにやわらかい大地に足をとられながら、
逃げる所を探す。
せめて落日が来て光の崩壊が見えなくなったなら。
地の裂け目。底に何があるのか分からない。
二つの崩れていくものに生きる場をせばめられ。
昨日まで当然だったものを探す。
[対象:生成の共通項]

崩壊を観察する時、観察の行為は実在である。
崩壊以前と崩壊以後に、共通の基準が存在している。

新しく育っていく物事を探す。
生成は止まない。収穫の時を待つ。

命ある者は、自らの命から生成の規則を読み解く。
生成の仕組みには共通項がある。
[判断:技法の可能を確信する]

生命を生成するものは、世界を生成している。
解明の過程は、時の基準に従う。

生命の時計は生成の種(始まり)も示す。
その種に気づく者は、その実りを知る。

変化の過程を推理する。
技法の可能を確信する。
図式:1488
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