あなたは、
存在するゆえの直感を持つ、
原理への反応系です。

非規定で、行使を。

2012年04月01日

退廃に関する神性と希望

図式No.1010からなる技芸の展開の二例を、現出の性格に関し、
便宜的に目的・方法・理由にて把握の具体化をおこなった。

ガラス玉遊戯図式法が事象の変転に応じる性格から、
以下の二例は現出する概念のスナップショット程度に理解されたい。

テーマは「退廃に関する神性と希望」。
二例抽出の形式は「トラディショナル」と 「シュール」とし、
解説を付することとした。
 
 
【トラディショナル】

目的:共同による利益の拡大
方法:共有できる価値のシステム
理由:豊かさは神の約束という感覚

[解説]

人々が互いの心を信じ合えなくなると、欲望の追求こそ人らしい姿だと、
不安を合理化する精神性は、「退廃」と呼ばれる。
他方、利益を共有する価値のシステムがある場合、参加する人々は、
共有される価値の創出のなかに、互いの心の信頼を再発見する。
この再発見は、退廃への無力感に対抗する「神性の驚き」となる傾向がある。
 
 
【シュール】

目的:強さ・速さ・美しさ
方法:弱い心への主導権
理由:愛から人は逃げられない

[解説]

退廃は敗北感の裏返しであり、希望は強さ・速さ・美しさで示される。
社会の生産性が減少するほど、強さ・速さ・美しさによる主導権は高まり、
利益の集中が始まる。
強さ・速さ・美しさは相対評価であり、時代の変化と共に失われやすいが、
つねに価値を保証してくれる存在者はいないと判断する傾向がある。
 
 
感想:ガラス玉遊戯の無限の可能性に感謝したい。


2010-01-18公開
 
 
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適応に関する平安と欲望

図式No.1011からなる技芸の展開の二例を、事象の性格に関し、
便宜的に目的・方法・理由にて把握の具体化をおこなった。

テーマは「適応に関する平安と欲望」。
二例抽出の形式は「トラディショナル」と 「シュール」とし、
解説を付することとした。
 
 
【トラディショナル】

目的:平安による心身の充実
方法:人々の心が調和していること
理由:変化に関する普遍的な感覚

[解説]

社会の混乱と平安とは、自らの生活に直接の影響を及ぼすものとされる。
社会が柔軟に連帯していれば混乱のなかから平安が始まることがあるし、
連帯が強固であることのみを目的とするため混乱が始まることもある。
規律やルールが人間の内的な自然に応じれば柔軟に変化するものであるし、
内的な自然は、自然自体である自然により、常に新しくされる性格がある。
 
 
【シュール】

目的:欲望で説明できる世界
方法:混乱する人々の心の受け皿の提供
理由:優位とは自己の利益を意味する

[解説]

人はどのような混乱のなかにあっても、衣食住を確保しなければならない。
混乱のなかでは、衣食住が「利益」として優先され、活動原理とされる。
自然な生活における衣食住と、社会的な生き残りにおける衣食住では、
評価のされ方が異なる。混乱において、欲望の方向に人は導かやすいが、
欲望のコントロールは、自己支配につながる自由を意味している。
 
 
なお、ガラス玉遊戯図式法が事象の変転に応じる性格から、
上述の二例は現出する概念のスナップショット程度に理解されたい。

感想:昨年秋以降、整理されなおしたガラス玉遊戯手法は、柔軟で高速。


2010-01-19公開
 
 
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節理の採用と崩壊の観察

図式No.1012からなる技芸の展開に関し、
目的・方法・理由の形式に把握し、二例を得た。

テーマは「節理の採用と崩壊の観察」。
 
 
【トラッド】

目的:在り方の母体である世界観の健康
方法:時流の予見と活動規則の再定義
理由:精神的崩壊の作用の回避と活動の開始

[解説]

社会が安定から不安定に移り変わる初期の特徴の一つとして、
社会の精神的・実利的な機能を私益のために悪用する人の登場がある。
相互信頼を利用した詐欺や、職場の私的独占などが、観察される例となる。

時間尺度を長くとって、この悪用の作用の経過を観察してみると、
多くの場合、一時的に社会からルールなどが喪失されることになるが、
異なったルールを確立することで、小規模の社会の再創生が始まりうる。

(略)
 
 
【シュール】

目的:自我の満足にルールを帰属させる
方法:欲望の明確化と圧力の集団形成
理由:不安と恐怖の克服と快楽の追求

[解説]

より大きな快楽を追求するとともに、誰からも支配されない、
というのは、獣性を持つ人間の性格の一面である。
もっとも、本来の獣と異なるのは、人間は生活に足りる以上の支配を求め、
自分にプラスになる支配力については無限の拡大を歓迎する。

私欲のみによる支配力の拡大は、利己主義に顕著な創造性への拒否により、
労力などの対価に比べ、快楽などの利益は急速に減少する時を迎える。

(略)
 
 
 
二例抽出の形式は「トラッド」と 「シュール」とし、
解説を付することとした。

トラッドもシュールも技芸の様態であり、個性により選択されるが、
双方の存在を受け入れて初めて技芸の進展がある。

なお、ガラス玉遊戯図式法が事象の変転に応じる性格から、
この二例は現出する概念のスナップショット程度に理解されたい。

感想:人の活動、その根源は自然に通じており、理想も私欲も、
    節理の環の外に落ちたことは無かった。


2010-01-21公開
 
 
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文化・自然・自分の関係に関する一考

[はじめに]

文化・自然・自分の関係を、特殊に可能性が顕現する範囲において、
技芸により掌握した。
 
 
[トラッド]

目的:文化的資産の価値の不断の再生
方法:文化により自己の起源を発見する
理由:永遠の自己

[つれづれ]

文化は、継承する人がその精神において再現できる範囲において、
常に新たに再現されていくものです。
また、その時代時代に生きる人どうしが、相互に交流を保ちつつも、
その内面に文化を再現できる時、文化の永遠性は実証されます。

ある文化の現れを身につけることと、その人自身に永遠性があることとは、
一致しない場合もあることが分かります。
文化を、永遠性を身につけるアプローチとして、とらえるのは一法です。

ぶん‐か【文化】‥クワ
3)(culture) 人間が自然に手を加えて形成してきた物心両面の成果。
  衣食住をはじめ技術・学問・芸術・道徳・宗教・政治など生活形成の
  様式と内容とを含む。文明とほぼ同義に用いられることが多いが、
  西洋では人間の精神的生活にかかわるものを文化と呼び、
  技術的発展のニュアンスが強い文明と区別する。⇔自然。
[株式会社岩波書店 広辞苑第五版 より]
 
 
[シュール]

目的:特別な存在である自分
方法:自己より大きな存在との一体化
理由:愛される存在でありたい

[つれづれ]

文化に対する批判に正当性が与えられる場合として、
文化は継承を受け入れた人々の集団の範囲で成立するものであるのに対し、
試みの始まりと終わりとが自然のなかに再確認される限り、文化批判は、
人間の創造の結果、生じるものの、一部と見なされる、ということです。

文化批判自体は、自然に帰属する創造と、必ずしも同じではない、
ということが分かります。
自然の生成力を自らに体現した結果、文化批判も生じた、という指向です。

し‐ぜん【自然】
2ア〔哲〕(physisギリシア・naturaラテン・natureイギリス・フランス) 人工・人為に
  なったものとしての文化に対し、人力によって変更・形成・規整される
  ことなく、おのずからなる生成・展開によって成りいでた状態。
  超自然や恩寵に対していう場合もある。
[株式会社岩波書店 広辞苑第五版]
 
 
[付記]

あなたが再生する意味と、文化が再生する価値。そのなかの人生。
 
 
[感想]

ガラス玉遊戯の図式法が数学的な自由度を手に入れました。

もっとも、文化への精神を純粋に保つという、
小説でのガラス玉遊戯の役割は、すでに超越されていて、
昨年の起業以来、私は、ガラス玉遊戯の手続きを図式法とは呼ばず、
単に「技芸」と呼んでいます。
 
 
作品番号:1014
所要時間:3時間


2010-02-03公開

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【理性の芸術】作品1025「鈴」[球型遊戯]

技法を球型遊戯で紹介したものに制限し、1025回目のガラス玉遊戯を行なった。
ガラス玉遊戯とは、理性領域の芸術が現実化されたものである。
 
 
【文化的資産】

wikipediaより、以下。
「鈴」:音によって邪なるものを祓う力を持つとされる。
「音」:物の響き、人や鳥獣の声、物体の振動が、
    空気の振動を通して、聴覚の内容となるもの。
 
 
【理性芸術における記述】

図は見やすさの観点から、球型の断面を用い、示した。
自然言語で記述された発想は文化的資産から起こっている。

[fig.1とその記述1]
1025-fig1[2].gif
 a1:意識内容を導く聴覚を観る。内観の実践。
 a2:無意識の内容の仮定。

[fig.2とその記述2]
1025-fig2-585f7[1].gif
 b1:無意識による作品構成の獲得。
 c1:象徴の深化。

[fig.3とその記述3]
1025-fig3-42de0[1].gif
 ※a2とc1とを可能性に関して置換。a2に関する再記述。
 a2:無意識の意識に関する深化。

[fig.4とその記述4]
1025-fig4-de7ec[1].gif
 ※c1を、これまでの関係を反映するよう、発展させる。
 c2:作品の構造の使用。
 c3:鈴と自然との関係。

[fig.5とその記述5]
1025-fig5-46ce6[2].gif
 ※これまでの過程を逆転させて、他の効果を探してみる。
 d1:自分のお気に入りの鈴を持ち、自然のなかを散策する。
 
 
【知的財産を発想するヒント】

(1)fig.4とその記述4までの過程で、
   無意識のなかにある思い込みが体系的に把握される場合、
   無意識への働きかけには体系を内包する芸術作品を用いるのが良い、
   と発想される。

(2)fig.5とその記述5から、
   無意識における、芸術作品による発想の体系を回避するには、
   既存の発想の体系を象徴する道具、ここでは鈴、
   を自然のなかに持ち込み、鈴による既存の発想の体系と対比すると、
   批判の作用により、他の体系への想像力が解放されると発想される。
 
 
【既存の知的財産との比較】

特許庁のデータベースがメンテナンス中のため省略。
 
 
作品番号:1025
作成時間:1時間45分
 
 
−球型遊戯の方法−
http://www.magicandbeauty.com/g-kugel.html


2010-03-20公開
 
 
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