あなたは、
存在するゆえの直感を持つ、
原理への反応系です。

非規定で、行使を。

2012年12月14日

段階 作:ヘルマン・ヘッセ 訳:西庄 響

 段階  小説ガラス玉遊戯より

それぞれの花がしぼむように それぞれの若さが
老いに遠ざかっていくように 知恵はまた そして
高潔な心は その時を咲き 永遠に続くことはできない
勇気を持ち 悲しむことなく 異なった 新しい
かかわりを自らに与えるため 心は命の呼びかけに
別れと新しい始まりを 覚悟しなければならない
それぞれの始めに魔法が宿り 生きることについて私たちを
守り 助ける
いどころから いどころへ 通り抜けなければならず
故郷のようなものに 愛着することはできない
世界精神は しばりつけたり せまくするのではなく
段階から 段階へ 私たちを高め 広げる
親しみある命の圏へ くつろぎへ 住めることなどわずかで
弛緩には脅しをかけ 出発の準備のできた旅人だけが
なえさせる習慣づけから身をかわせる

たぶん 死の瞬間もまた 私たちを新しい いどころへ若く
立ち返らせ 生命の呼び声は一度として止まないだろう...

ならば さあ心よ 別れよう はれやかに!


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posted by “響” at 07:48| Comment(0) | TrackBack(0) |
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